高速プロジェクト詳細

■プロジェクト概要
食品包装資材専門商社の大手企業「高速」と、量子アニーリング技術を活用した実証実験を行っています。現場は、3600平方メートル、9000個の段ボール箱が積まれる、千葉県柏市の広大な物流センター。倉庫内の配置を最適化して、作業量の「50%削減」を目指しています。

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■解決する社会課題

物流倉庫での作業量を削減して、働き手の負担を軽減することが第一の目標です。その後は、企業活動全体に量子アニーリング技術を適用して、従業員の働き方改革につなげていきます。さらに、この活動の成果を社会に伝えて、量子アニーリング技術への信頼感を高めていくことも視野に入れています。

 

■活用する技術 

量子コンピュータを活用した、最適化技術を適用しています。アルゴリズムを考案して実装するだけではなく、物流倉庫の現場に合わせて進化を続けています。荷物の位置や形状、重量だけではなく、倉庫の天井までの高さも考慮した上で、最適な配置を導き出すアルゴリズムを開発しました。

 

 

■プロジェクト体制

営業・顧客折衝担当1名、事業開発 兼 開発マネジメント1名、エンジニア2名の計4名が携わっています。エンジニアの1名は博士課程に在籍中、もう1名が学部4年生です。学生エンジニアが中心となって開発を進めています。